レーザー治療
レーザー治療は、保険診療には入っていませんので自費で行われる治療法です。したがってかなりの額の負担を強いられます。
しかし、レーザー治療には、それなりのメリットもあります。まず手術と違って全身麻酔をかける必要がないこと、入院をしなくてもよいことが挙げられます。その日に家に帰ることができ、何日も待たなくても仕事に復帰することができます。またレーザー治療中も意識があるわけですから、腰の痛みや足の痛みが薄れていくのがわかることもあります。
このように述べると、お金に多少余裕のある方は、それならレーザーのほうが手術よりいいじゃないかと考えると思いますが、レーザー治療は適応が重要です。つまり腰のヘルニアなら何でもかんでも対象になるのではなく、contained
typeといってヘルニアのでっぱりが比較的小さなものに限られるのです。このことはとても大切なことで、十分にレーザー治療について理解してから臨まれるのがよいと思います。またレーザーにもいろいろの種類があり、それぞれ特徴があります。
なお頚椎椎間板ヘルニアに対してはレーザー治療で効果を出すことは難しいと考えています。